改宗の苦しみ 2010 インド

2008年、インド東部オリッサ州カンダマル地区においてヒンドゥ教強硬派によるキリスト教徒に対する
暴力の嵐が吹き荒れた  カンダマル地区はインドでも最貧の地域であり、こうした貧困は
この地域に暮らす人々の多くがカーストの概念においてもっとも低い身分とされる指定カースト及び
指定部族民であるという事実に根ざしているように思われる
多くのクリスチャンは、かつてヒンドゥ教を信仰していた人々だが、カーストがもたらす弊害や
偏見、差別から逃れるようにして1900年代に改宗が進行してきた
しかし、現在クリスチャンとして生きる人々は新たな苦境に晒されている
そして、その苦境は彼らがクリスチャンであるという事実に根ざしているという事実がある
クリスチャンに対する暴力は現在は止んでいるが、こうした平穏な時間がいつ再び
暴力の犠牲となるか、予断を許さない状況が続いている
クリスチャンの人々は、少しずつ彼らの暮らしを再建し生活を営んでいる
しかし、彼らの記憶には今も自分達の暮らしが破壊されていった瞬間の恐怖が刻まれている

”我々は、この土地において既に部外者となってしまったのです
しかし、それは我々に責任のあることではなく、また、神にもその責任はないのです”

人々は日曜日には、なんとか残された壊れかけの教会に集まり彼らの神のために歌い、そして祈る
彼らの枯れることのない信仰は、彼らの置かれた苦境そして、その苦境を生き抜くために
彼らが頼る事が出来るのは、神だけであるという事実を物語っている。

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